さてさて。 子犬はアキの腕の中でおとなしくしている。特に暴れたりもせず、どうやらしつけが行き届いているようだ。 しかし保護したのはいいが、こいつは誰ん家の犬なんだろうか。いくら炎天下でヤバかったとはいえ、ある意味誘拐だもんなぁ、コレ。とりあえず連絡を取ったほうがいいんじゃないか? 大抵、首輪なんかに住所やら電話番号が書いてそうなものなんだが。そう思って首輪を詳しく見ることにする。子犬に手を伸ばそうとすると、アキが流れるようにスッと体を引いた。何だその素早すぎる身のこなし。 「……何よ?」 ちょっとおかしな表情でアキが尋ねる。 「何って……子犬の首輪見ようとしたんだけど」 ?マークを浮かべる俺。子犬以外に何があるってんだ。 アキは一瞬、何かうっかりしていたような、バツが悪そうな顔をしたような気がする。気がするというのは、直後に表情のコントラストが一気に上がり、こんなことを言い出したからだ。 「ホントぉ〜?何かエロいこと考えてたんじゃないでしょうね」 ……あっけにとられる。どうやったらそんな発想が出てくるんだ……。 セクハラだと騒ぐアキに、首輪を引っ張られてキャインと軽く抗議の声をあげる子犬をなだめつつ一回り見てみたが……肝心の首輪には、ちょっと高そうって事以外にはなんの特徴も無い。困ったな。 「まぁいいじゃない、本当に迷子なら飼い主さんもポスターとか貼って探しまくるわよ」 と、アキはいたって楽観的だ。確かにそうなんだけどな……放っておくわけにもいかなかったし。 ま、どうにかなるか。 暑くて考えも大して回らない。家に帰ってから考えるんでも遅くは無いだろう。 たぶん。 ***** 太陽の熱射地獄を抜けて家に着くと、子犬はアキの腕をするりと抜けて



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子犬フラグですね。(何)
相当久しぶりに書きました。ブランクがヤバいです。
前回更新が2年近く前とか有りえないですねゴメンナサイ。
UPDATE 2008.3.22

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